

― 暮らしの時間を、あらためて整える ―
お正月は、新しいものを迎え入れる日であると同時に、
これまでの時間に静かに区切りをつけ、
暮らしの軸を整え直すための節目です。
奈良は、日本のはじまりを多く抱えながら、
「変えないこと」を慎重に選び続けてきた土地です。
華美ではなく、効率でもなく、
人の営みと時間の積み重ねに耐えてきたかたちが、
今も日常の中に息づいています。
NARATEIBANがご紹介するのは、
お正月のためだけの特別な品ではありません。
一年の最初の日に手に取り、
そのまま一年をともに過ごしていけるもの。
使うほどに手に馴染み、
暮らしの風景の一部となり、
気づけば「定番」になっているものです。
奈良からのお正月。
それは、何かを始めるための消費ではなく、
これからの時間を、どう生きるかを考えるための入り口。
静かな始まりが、
豊かな一年につながることを願って。
